【広島 脂肪吸引】脂肪吸引を考えている方へ 脂肪吸引の部位別完全ガイド|顔・二の腕・お腹・太ももの違いと選び方

脂肪吸引は、顔や二の腕、お腹、太ももなど、気になる部位の皮下脂肪を取り除き、フェイスラインやボディラインを整える美容外科手術です。

「脂肪吸引を受けたいけれど、どの部位を選べばいいのかわからない」
「顔と二の腕、どちらを優先した方が変化を実感しやすい?」
「部位によってダウンタイムや痛みは違う?」

このような疑問を持つ方は少なくありません。

脂肪吸引は、どの部位でも同じ施術ではありません。

脂肪の付き方や皮膚の厚み、骨格、筋肉の発達、皮膚の弾力などによって、適した部位やデザインの考え方は大きく異なります。

また、「細くすること」だけを目的に脂肪を取り過ぎてしまうと、不自然な凹凸やたるみにつながることもあります。そのため、部位ごとの特徴を理解し、自分の悩みに合った治療を選ぶことが大切です。

この記事では、顔・二の腕・お腹・太ももという代表的な4部位について、それぞれの特徴、適応を判断する際のポイント、ダウンタイム、費用、注意点を解説します。

「自分はどの部位から検討すればよいのか」「脂肪吸引で改善できる悩みなのか」を考える際の参考にしてください。


この記事でわかること

  • 脂肪吸引ができる主な部位
  • 脂肪吸引が適しているかを判断するポイント
  • 顔・二の腕・お腹・太ももの違い
  • 部位ごとに重視するデザイン
  • 部位別のダウンタイムの特徴
  • 脂肪吸引だけでは改善しにくいケース
  • 複数部位を同時に行う際の注意点
  • IANA CLINICの脂肪吸引の考え方
  • 部位別の料金
目次

脂肪吸引の部位別比較

部位主な悩みデザインで重視する点注意が必要な点
丸顔、二重あご、フェイスラインのもたつき頬・輪郭・あご下のバランス取りすぎると頬のこけやたるみが目立つことがある
二の腕振袖部分、肩、脇の付け根肩から肘までの連続したライン肩・脇・副乳・背中との段差
お腹下腹部、上腹部、脇腹、くびれ正面・側面・背面の立体的なつながり内臓脂肪、腹壁、皮膚の余りは脂肪吸引だけでは改善しにくい
太もも内側、外側、前面、後面、膝上骨盤から膝までの脚全体のライン骨格や筋肉による張りは残ることがある

どの部位も、脂肪を多く取り除けばよいわけではありません。脂肪吸引後の輪郭を自然に見せるには、脂肪を減らす部分だけでなく、残す部分とその厚みまで考える必要があります。


脂肪吸引とは

脂肪吸引は、皮膚に数ミリの切開を設け、カニューレと呼ばれる細い管を挿入して皮下脂肪を取り除く手術です。

食事や運動では落ちにくい皮下脂肪を取り除き、フェイスラインやボディラインを整えることを目的とした美容外科手術ですが、体重を減らすことを目的とした手術ではありません。

ダイエットでは脂肪細胞が小さくなりますが、脂肪吸引では皮下脂肪そのものを取り除くため、気になる部位のラインを改善しやすいという特徴があります。一方で、脂肪吸引では内臓脂肪を取り除くことはできません。

そのため、お腹が前に大きく出ている場合でも、原因が内臓脂肪や姿勢、筋肉の状態であれば、脂肪吸引だけでは十分な改善が期待できないこともあります。

施術を検討する際は、「脂肪が原因なのか」「脂肪以外の要因があるのか」を診察で確認することが大切です。

脂肪吸引で取り除けるのは皮下脂肪

脂肪は、大きく皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。

皮膚のすぐ下にあり、指でつまめる脂肪が皮下脂肪です。脂肪吸引では、この皮下脂肪を取り除きます。

一方、お腹の奥に蓄積する内臓脂肪は、脂肪吸引では取り除けません。

お腹が前に出て見える場合でも、その原因が内臓脂肪、姿勢、腹筋の状態、腹直筋離開などにある場合は、皮下脂肪を吸引しても膨らみが残ることがあります。

脂肪細胞の数を部分的に減らす手術

食事制限や運動によって体重が減ると、脂肪細胞の大きさは小さくなります。

脂肪吸引では、施術した部分の脂肪細胞そのものを取り除くため、脂肪細胞の数が減少します。ただし、残っている脂肪細胞は、体重が増えると再び大きくなることがあります。

また、脂肪吸引を行っていない部位に脂肪がつかなくなるわけではありません。術後の輪郭を維持するためにも、急激な体重増加を避けることが大切です。


脂肪吸引を受ける部位はどう選ぶ?

脂肪吸引を受ける部位は、「最も脂肪が多い場所」だけで決めるものではありません。

実際には、

  • 膨らみの原因が皮下脂肪なのか
  • 皮膚の弾力が保たれているか
  • 筋肉や骨格の影響が強くないか
  • 周囲の部位との境目が不自然にならないか
  • どの方向から見た輪郭を変えたいのか

を確認して決めます。

脂肪のつき方を確認する

気になる部分を軽くつまみ、ある程度の厚みがある場合は、皮下脂肪が存在すると考えられます。

ただし、皮下脂肪をつまめるからといって、必ず脂肪吸引が適しているとは限りません。

脂肪の厚みだけでなく、皮膚の弾力、左右差、骨格、筋肉、過去の体重変動なども含めて判断します。

特に以下の場合は、脂肪以外の原因も考える必要があります。

  • お腹が硬く、奥から前に張り出している
  • 前ももの筋肉が発達している
  • エラの筋肉が発達して顔が大きく見える
  • あごが小さく、あご下が短く見える
  • 皮膚の余りやたるみが強い

皮膚の弾力を確認する

脂肪を取り除いた後は、皮膚が新しい輪郭に沿って馴染んでいく必要があります。

皮膚の弾力が保たれている場合は、脂肪を減らした後に皮膚が馴染みやすい傾向があります。一方で、加齢、妊娠、大幅な減量などによって皮膚の余りが強い場合は、脂肪吸引後もたるみやしわが残る可能性があります。

脂肪吸引は皮膚そのものを切り取る手術ではないため、強い皮膚弛緩を改善する治療ではありません。皮膚の余りが大きい場合には、皮膚切除を伴う治療などが適していることもあります。

周囲の部位とのつながりを見る

脂肪吸引では、気になる部分だけを狭く吸引すると、周囲との間に段差が生じることがあります。

例えば、

  • 頬とフェイスライン
  • あご下と首
  • 二の腕と肩
  • 二の腕と脇
  • 下腹部と上腹部
  • お腹と腰
  • 太ももと膝
  • 太ももとヒップ

は、別々の部位ではなく、一続きの輪郭として確認する必要があります。

脂肪吸引では「どこを取るか」と同じくらい、「どこまでを一つの範囲として整えるか」が重要です。


どの部位を選ぶ?4部位を比較

比較二の腕お腹太もも
人気★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ダウンタイム短い短い長い
痛み★★★★★★★★★★★
効果実感早い早い
おすすめ小顔ノースリーブくびれ美脚

顔の脂肪吸引

顔の脂肪吸引では、主に頬、フェイスライン、あご下などの皮下脂肪を取り除きます。

身体と比べて吸引する脂肪の量は少なくても、顔では数ミリの変化が印象に影響します。そのため、顔の脂肪吸引は、脂肪の量を減らすだけでなく、どの部分を残して輪郭をつくるかという、デザインの要素が強い手術です。

頬の脂肪が多い場合、丸顔や顔の横幅が気になることがあります。ただし、頬には若々しい印象を保つために必要な脂肪もあります。

過度に脂肪を取り除くと、

  • 頬がこける
  • 骨が目立つ
  • たるみが強く見える
  • 年齢を重ねたときに老けて見える

といった可能性があります。

頬全体を一律に薄くするのではなく、骨格や皮膚の状態を見ながら、残す範囲を判断します。

フェイスライン

フェイスラインに脂肪があると、輪郭がぼやけたり、口元からあごにかけてもたついて見えたりすることがあります。

一方で、フェイスラインが崩れて見える原因には、脂肪だけでなく、

  • 皮膚のたるみ
  • 靱帯の緩み
  • 咬筋
  • 骨格
  • あごの大きさや位置

なども関係します。

脂肪が主な原因であれば脂肪吸引が適している場合がありますが、たるみの影響が強い場合は、脂肪吸引だけでは十分な変化が得られないことがあります。

あご下

あご下の脂肪は、正面から見た二重あごだけでなく、横顔にも影響します。脂肪を減らすことで、あごと首の境界が見えやすくなる場合があります。

ただし、あご下が厚く見える原因には、

  • 皮下脂肪
  • あごの後退
  • 首の筋肉
  • 皮膚のたるみ
  • 唾液腺
  • 骨格

などがあります。

あごが小さい、または後退している場合には、脂肪を減らしても、希望する横顔にならないことがあります。

ジョールファット

ジョールファットとは、一般に口角の外側からフェイスラインにかけての脂肪を指す言葉として使われています。

この部分にボリュームがあると、口元から輪郭にかけてもたついて見えることがあります。

ただし、口元のもたつきがすべて脂肪によるものとは限りません。皮膚のたるみ、靱帯の緩み、骨格などが主な原因の場合、脂肪を取り除くだけでは変化が限られます。

また、ジョールファットを吸引すれば、ほうれい線が必ず改善するわけではありません。

小顔効果と引き締まった印象の両立

顔の脂肪吸引では、脂肪を減らすことで輪郭がすっきり見える場合があります。

ただし、脂肪吸引そのものを「リフトアップ手術」と表現するのは正確ではありません。

皮膚の弾力が保たれている場合は、脂肪を減らした後に皮膚が新しい輪郭へ馴染むことがあります。一方、皮膚のたるみが強い場合には、脂肪だけを減らすと余った皮膚が目立つ可能性があります。

小顔に見せることと、頬の自然なボリュームを保つことの両方を考えて吸引範囲を決めます。

顔の脂肪吸引だけでは改善しにくい場合

顔が大きく見える原因によって、検討される治療は異なります。

主な原因適している可能性がある治療
頬・フェイスライン・あご下の皮下脂肪顔の脂肪吸引
咬筋の発達エラボトックス
あごが小さい・後退しているヒアルロン酸注入など
皮膚のたるみ糸リフト、切開を伴う治療など
頬のくぼみ・ボリューム不足脂肪注入、ヒアルロン酸注入など
骨格の幅骨格に対する治療

複数の原因が重なっている場合もあります。診察では、脂肪、皮膚、筋肉、骨格を分けて確認し、脂肪吸引の適応を判断します。

顔の脂肪吸引 経過とダウンタイム

顔は施術範囲が比較的小さいため、身体の脂肪吸引と比べると日常生活への影響は少ない傾向があります。

しかし、人目につきやすい部位のため、腫れや内出血を気にされる方が多くいらっしゃいます。

特に顔では、以下のような経過が特徴です。

  • フェイスバンドによる圧迫固定が必要になる
  • むくみの影響で一時的に顔が大きく見えることがある
  • 笑ったときや口を大きく開けたときにつっぱり感を感じることがある
  • 拘縮によりフェイスラインに硬さを感じる時期がある
  • 完成までは3〜6か月ほどかけて少しずつ輪郭が整っていく

二の腕の脂肪吸引

二の腕は、体重が減っても脂肪が残りやすい部位の一つです。

腕立て伏せや二の腕のトレーニングによって筋肉を鍛えることはできますが、運動した部位の脂肪だけを選択的に減らすことはできません。

二の腕が太く見える原因には、

  • 皮下脂肪
  • 上腕の筋肉
  • 皮膚のたるみ
  • 肩幅
  • 脇や副乳周辺の脂肪

などがあります。

二の腕で確認する範囲

二の腕の脂肪吸引では、主に次の範囲を確認します。

  • 腕の後面にある振袖部分
  • 腕の外側
  • 肩との境界
  • 脇の付け根
  • 副乳・脇肉
  • 背中や肩甲骨周辺とのつながり

腕を下ろしたときだけでなく、正面、側面、背面、腕を上げた状態も確認します。

夏前に相談が増える理由

二の腕は、半袖やノースリーブを着たときに見えやすい部位です。

そのため、春から夏にかけて検討する方が増える傾向があります。

ただし、脂肪吸引の仕上がりは術後すぐに完成するわけではありません。

腫れや内出血が落ち着いた後も、むくみや拘縮は徐々に改善していきます。

夏に向けて施術を検討する場合は、圧迫着を着用する期間も含めて、余裕を持った日程を考える必要があります。

肩・脇・背中とのバランス

二の腕だけを細くしても、肩や脇の脂肪が残っていると、腕の付け根に段差ができることがあります。

反対に、肩まわりを薄くしすぎると、肩の骨や筋肉が目立ち、不自然に見える場合があります。

二の腕では、

  • 肩から肘までのなだらかなライン
  • 正面から見た腕の横幅
  • 背面から見た振袖部分
  • 脇の付け根
  • 副乳やブラの上に乗る脂肪
  • 背中へのつながり

を確認します。

「二の腕を細くする」のではなく、肩から腕へ続く上半身の輪郭を整えるという視点が必要です。

二の腕の傷跡

脂肪吸引では、カニューレを挿入するための小さな切開が必要です。

二の腕の一般的な切開位置には、肘付近や脇付近などがありますが、実際の位置と数は吸引する範囲によって異なります。

IANA CLINICでは、脂肪の分布や皮膚の状態によっては、脇の後ろ側1点の切開から、二の腕全体を吸引できる場合があります。

ただし、1点から腕全体を均一に処理するには、カニューレが届く距離や操作角度に制限があります。すべての方で傷を1点にすることを優先すると、取り残しや凹凸につながる可能性があります。

IANA CLINICでは、傷跡の数を減らすことだけを目的にせず、現在の脂肪の分布を確認し、仕上がりと傷跡の位置を両立できる方法を選択します。

二の腕の脂肪吸引 経過とダウンタイム

二の腕では、腕を動かす動作に影響が出やすいことが特徴です。

術後は、

  • 洗髪
  • 洗濯物を干す
  • 高い場所の物を取る
  • 着替え

など、腕を上げる動作で違和感やつっぱりを感じることがあります。

また、圧迫着を一定期間着用するため、夏場は暑さを感じやすいこともあります。

デスクワークは比較的早期に復帰しやすい一方で、重い物を持つ仕事や腕を頻繁に使う仕事では、もう少し余裕を持ったスケジュールを考えると安心です。


お腹の脂肪吸引

お腹は、脂肪吸引が行われる代表的な部位です。

ただし、「お腹」と一括りにするのではなく、上腹部、下腹部、側腹部、腰などに分けて考える必要があります。

上腹部・下腹部・側腹部の違い

上腹部

上腹部は、みぞおちからへその上までの範囲です。

立っているときには目立ちにくくても、座ったときに段差ができたり、下着や洋服の上に脂肪が乗ったりすることがあります。

上腹部には肋骨や腹直筋の形があるため、脂肪を薄くしすぎると、骨や筋肉の輪郭が不自然に浮き出ることがあります。

平らにすることだけを目的にせず、肋骨からへそへ向かう自然な傾斜を残すことが重要です。

下腹部

下腹部は、へその下から恥骨付近までの範囲です。体重が大きく増えていなくても、下腹部だけが前に出て見える方は少なくありません。

ただし、下腹部の膨らみには、以下の原因が考えられます。

  • 皮下脂肪
  • 内臓脂肪
  • 姿勢
  • 腹壁の緩み
  • 妊娠後の腹直筋離開
  • 骨盤の傾き
  • 皮膚の余り

皮下脂肪が主な原因であれば脂肪吸引が選択肢になりますが、それ以外の原因が強い場合は、脂肪吸引だけでは平らにならないことがあります。

側腹部・ウエスト

側腹部は、正面から見たときのウエストの幅や、くびれに関係する部分です。下腹部の前面だけを吸引しても、側腹部や腰に厚みが残ると、正面から見た横幅はあまり変わらないことがあります。

反対に、側腹部から腰までのラインを整えることで、吸引量が同じでも、正面や斜めから見たウエストの印象が変わる場合があります。

お腹は「正面」だけでなく立体的に見る

お腹の脂肪吸引では、正面から見た厚みだけでなく、

  • 横から見た腹部の突出
  • 斜めから見たくびれ
  • 腰から臀部へのつながり
  • 肋骨と骨盤の間のライン

を確認します。

身体は平面ではないため、正面だけを薄くしても、自然な輪郭にはなりません。上腹部、下腹部、側腹部、腰の間に急激な厚みの差をつくらず、なだらかにつなげることが重要です。

お腹の標準的な吸引量はありますか?

吸引量は、体格、脂肪の厚み、手術範囲、皮膚の状態などによって大きく異なります。

そのため、「上腹部なら何cc」「腹部全周なら何cc」といった数値だけで、適切な手術かどうかを判断することはできません。

吸引量が多いほど細くなるとも限りません。

脂肪を取りすぎると、

  • 凹凸
  • 段差
  • 皮膚の余り
  • 筋肉や肋骨の不自然な露出

につながることがあります。

大切なのは、吸引した量ではなく、身体の構造に沿って必要な脂肪を取り、残った層を均一に整えることです。

お腹の脂肪吸引 経過とダウンタイム

お腹では、体幹を動かす動作で負担を感じやすいことが特徴です。

術後しばらくは、

  • 起き上がる
  • ベッドから立ち上がる
  • 咳やくしゃみ
  • 身体をひねる
  • 前かがみになる

といった動作で筋肉痛のような痛みを感じることがあります。

また、腹部全体を圧迫するガーメントを着用するため、締め付け感を感じる方も少なくありません。

日常生活は徐々に戻せますが、重い荷物を持つ仕事や激しい運動は、医師の指示に従って再開時期を判断します。


太ももの脂肪吸引

太ももは、前面、内側、外側、後面、膝まわりなど、複数の範囲に分けて考えます。

脚を細く見せるためには、一部分だけの脂肪を減らすのではなく、骨盤から膝までのラインを確認する必要があります。

前面・内側・外側・後面の違い

太ももの前面

前ももは、皮下脂肪だけでなく、大腿四頭筋の発達によって張って見えることがあります。

筋肉の影響が強い場合、脂肪を吸引しても、正面や横から見た張りが完全になくなるわけではありません。

また、前面は脂肪を薄くしすぎると、筋肉の形や皮膚表面の凹凸が目立つ可能性があります。

脂肪を多く取ることよりも、筋肉を覆う自然な厚みを残すことが重要です。

太ももの内側

内ももは、立ったときに左右が接触する、歩くと擦れる、パンツを履いたときに内側が張るといった悩みが生じやすい部位です。

ただし、内ももの脂肪を減らせば、必ず左右の脚の間に隙間ができるわけではありません。

太ももの隙間には、

  • 骨盤の幅
  • 股関節の角度
  • 大腿骨の形
  • 筋肉量
  • 膝の向き

なども関係します。

脂肪吸引で変えられる範囲と、骨格によって残る形を分けて考える必要があります。

太ももの外側

外ももは、いわゆるサドルバッグと呼ばれる張り出しが気になりやすい部位です。

外側の張り出しが皮下脂肪によるものであれば、脂肪吸引によって横幅を抑えられる場合があります。

一方で、大転子と呼ばれる骨や筋肉の影響が強い場合は、脂肪を減らしてもある程度の張りが残ります。

外ももだけを大きく減らすと、ヒップとの境目が不自然になったり、お尻が平らに見えたりすることがあるため、臀部とのつながりを確認します。

太ももの後面

後面は、ヒップの下から膝裏へ続くラインに関係します。

臀部のすぐ下にある脂肪を取りすぎると、ヒップを支える形が崩れ、お尻が下がって見える可能性があります。

後面では、太ももを細くすることと、ヒップの丸みを保つことを両立させる必要があります。

膝まわり

膝上や膝の内側に脂肪があると、太ももを細くしても、膝まわりに厚みが残って見えることがあります。

太ももから膝までを一続きに整えることで、脚全体がすっきり見える場合があります。

ただし、膝まわりは脂肪や皮膚が薄く、骨や腱の形が表面に現れやすい部位です。

過度に吸引すると凹凸が目立つ可能性があるため、慎重に厚みを調整します。

美脚ラインのデザインで大切なこと

太ももの脂肪吸引は、単に周囲径を細くする手術ではありません。

重要なのは、膝上から骨盤までのラインをどうつなげるかです。

確認するのは、

  • 正面から見た脚の横幅
  • 内側のライン
  • 外側の張り出し
  • 横から見た前ももの厚み
  • ヒップ下から後面へのつながり
  • 膝まわりとの境目

です。

一部分だけを薄くしすぎると、その上下に段差が生じることがあります。

太ももでは、隣接する範囲との厚みを徐々に変化させる「グラデーション」が重要です。

太ももの脂肪吸引 経過とダウンタイム

太ももは広い範囲を施術することが多いため、4部位の中でも日常生活への影響が最も大きくなりやすい部位です。

特に、

  • 階段の上り下り
  • 椅子への立ち座り
  • 長時間の歩行
  • 車の乗り降り
  • 脚を大きく開く動作

では、つっぱり感や筋肉痛のような痛みを感じることがあります。

また、むくみが膝やふくらはぎまで下りてくることもあり、一時的に脚全体が重く感じられることがあります。

時間の経過とともに腫れや拘縮が改善し、3〜6か月ほどで最終的なラインへと近づいていきます。


部位別にみる脂肪吸引の違い

部位主に変化する印象日常生活で負担を感じやすい動作完成までの考え方
フェイスライン、横顔、小顔感食事、会話、圧迫固定、人目腫れが引いた後も、むくみや拘縮が徐々に改善
二の腕肩から肘のライン、上半身の横幅着替え、洗髪、腕を上げる動作腫れや硬さが徐々に改善
お腹正面・側面の厚み、ウエスト起き上がり、咳、身体をひねる動作広い範囲のむくみが徐々に改善
太もも脚の幅、内側、ヒップとの境界歩行、階段、長時間の立位下肢のむくみや拘縮が徐々に改善

ダウンタイムは部位名だけで決まるわけではありません。吸引範囲、脂肪量、麻酔方法、体質、仕事内容などによって異なります。


脂肪吸引共通の主なダウンタイム

脂肪吸引後には、以下のような経過がみられることがあります。

症状一般的な経過
腫れ・むくみ手術直後から現れ、一時的に術前より太く見えることがあります。
内出血紫色から黄色へ変化しながら、徐々に改善します。
痛み筋肉痛のような痛みやつっぱり感が生じることがあります。
拘縮術後数週間で皮膚の硬さやつっぱり感が現れ、時間とともに落ち着いていきます。
感覚の変化一時的なしびれや感覚の鈍さがみられることがあります。
圧迫固定術後は圧迫着やフェイスバンドを使用します。着用期間は施術部位によって異なります。

※症状や回復期間には個人差があります。


脂肪吸引の主なリスク

脂肪吸引には、以下のようなリスクや合併症があります。

  • 腫れ・内出血
  • 痛み・拘縮
  • 傷跡
  • 左右差や凹凸
  • 感覚の鈍さ・しびれ
  • 血腫・漿液腫・感染
  • 血栓症
  • 麻酔に伴う合併症
  • 修正手術が必要となる可能性

リスクの程度は、施術部位や吸引範囲、体質、既往歴などによって異なります。診察では現在の健康状態や既往歴、内服薬などを確認したうえで、安全性にも配慮して治療計画を立てます。


部位別の料金

IANA CLINICにおける代表的な部位別セットの料金は、以下のとおりです。

部位施術名通常価格モニター価格
アゴ下+ホホ脂肪吸引205,600円(税込)154,200円(税込)
二の腕二の腕フル(振袖・肩・付け根)264,000円(税込)198,000円(税込)
お腹腹部全体セット(上腹部+下腹部+側腹部)542,000円(税込)406,500円(税込)
太もも太ももフル660,000円(税込)495,000円(税込)

料金は、実際に吸引する範囲、麻酔方法、同時に行う施術などによって異なる場合があります。

単一部位、ジョールファット、メーラーファット、バッカルファットなどの詳細な料金については、料金ページをご確認ください。(施術メニュー)


IANA CLINICの脂肪吸引の特徴

脂肪を取る量ではなく、残す層を考える

脂肪吸引の仕上がりを左右するのは、取り除いた脂肪の総量だけではありません。

一部分だけが薄くなり、別の部分に厚みが残ると、その差が皮膚表面の凹凸や段差として現れることがあります。

大切なのは、

  • どこから脂肪を取るか
  • どこに脂肪を残すか
  • 残す層をどの程度の厚みにするか
  • 周囲とどのようにつなげるか

です。

IANA CLINICでは、脂肪の吸引量を競うのではなく、残った脂肪層を均一に整え、自然な輪郭につなげることを重視しています。

SAFE Lipoの考え方

SAFE Lipoは、

  • Separation:脂肪を周囲の組織から分離する
  • Aspiration:分離した脂肪を吸引する
  • Fat Equalization:吸引後に残った脂肪層を均一に整える

という3段階で構成される手法です。

従来の「吸引して終わり」という考え方ではなく、吸引後に残った脂肪の厚みまで整える点が特徴です。

IANA CLINICでは、脂肪をどれだけ多く取るかではなく、どの場所にどの程度の厚みを残すかを考えてデザインしています。

SAFE Lipoは、皮膚切除や熱による引き締めを行う手術ではありません。また、すべての凹凸やたるみを防げる方法でもありません。

皮膚の余りが強い場合などは、脂肪吸引以外の治療が適していることがあります。

【SAFE Lipoとは——なぜ、IANA CLINICの脂肪吸引は滑らかに仕上がるのか】

MicroAire PAL

IANA CLINICでは、パワーアシスト式脂肪吸引システムのMicroAire PALを使用しています。

MicroAireでは、カニューレが細かく前後に往復しながら脂肪を分離・吸引します。

カニューレを手の力だけで動かす方法と比較して、広い範囲でも細かな動きを一定に保ちやすいことが特徴です。

ただし、機器が自動的に美しい輪郭をつくるわけではありません。

  • カニューレを入れる層
  • 動かす方向
  • 吸引する範囲
  • 残す脂肪の厚み
  • 骨格や筋肉との関係

を術者が判断して、初めて機器の特徴を生かすことができます。

顔のように狭く繊細な部位と、お腹や太もものように広い部位では、同じMicroAireを使用しても、操作方法とデザインは異なります。

【MicroAireとは——広島で、世界基準の脂肪吸引を】

SST|麻酔液を入れる段階から始める脂肪吸引

IANA CLINICでは、脂肪を吸引する工程だけでなく、麻酔液を組織へ浸透させる最初の段階からMicroAireと専用カニューレを使用しています。

SSTは、Simultaneous Separation and Tumescenceの略で、麻酔液の注入と脂肪組織の分離を同時に行う方法です。

2022年に発表された報告では、従来のKlein法と比較し、SST側で注入2分後の血管収縮率が高かったことが示されています。ただし、少数例での左右比較であり、この数値だけですべての症例の出血量や仕上がりを判断できるものではありません。

IANA CLINICでは、麻酔液を均一に浸透させながら組織を分離し、その後の吸引工程へつなげています。

【SSTとは——麻酔を入れる瞬間から、すでに仕上がりに差がついている】


脂肪吸引の部位に関するよくある質問

Q. 複数の部位を同時に脂肪吸引できますか?

状態によっては、複数の部位を同日に行うことがあります。

代表的な組み合わせには、以下があります。

  • 上腹部・下腹部・側腹部・腰
  • 太もも全周・膝まわり
  • 二の腕・肩・付け根
  • 頬・あご下
  • その他、脂肪吸引・脂肪注入など

複数部位を同時に行うことで、ダウンタイムを一度にまとめられることがあります。

一方で、手術範囲が広がるほど、手術時間、麻酔、出血、体液バランス、術後の身体的な負担も大きくなります。一度に行える範囲は、

  • 体格
  • 健康状態
  • 持病
  • 血液検査
  • 麻酔方法
  • 予定する吸引範囲
  • 手術時間
  • 術後のサポート体制

などを確認して判断します。

広範囲を一度に行うことが常に優れているわけではありません。身体への負担を考え、手術を分けた方がよい場合もあります。大量吸引では、通常の脂肪吸引以上の安全管理が必要になります。

Q.脂肪吸引はどこから始めるのがおすすめですか?

「どの部位が人気か」ではなく、最も気になっている悩みの原因が皮下脂肪であるかどうかを基準に考えることが大切です。

例えば、

  • フェイスラインや二重あごが気になる方は「顔」
  • ノースリーブを着たときの二の腕が気になる方は「二の腕」
  • くびれやお腹周りを整えたい方は「お腹」
  • 脚全体のシルエットを変えたい方は「太もも」

から検討されることが多くあります。

一方で、顔が大きく見える原因が骨格や筋肉だったり、お腹の膨らみが内臓脂肪や腹直筋離開によるものだったりする場合は、脂肪吸引だけでは十分な改善が期待できないこともあります。

そのため、「人気の部位」や「一番変化が大きい部位」で選ぶのではなく、現在の状態を確認したうえで、どの部位を優先することで理想の変化に近づけるかを考えることが重要です。複数の部位が気になる場合は、優先順位を整理しながら施術計画を一緒に考えましょう。

Q. 脂肪吸引はどの部位が一番人気ですか?

顔、二の腕、お腹、太ももは、相談の多い代表的な部位です。ただし、人気のある部位が、そのままご自身に適しているとは限りません。まず、どの角度から見た輪郭を変えたいのか、膨らみの原因が皮下脂肪なのかを確認します。

Q. 一番変化がわかりやすい部位はどこですか?

もともとの脂肪量、骨格、皮膚の状態、吸引範囲によって異なります。顔や二の腕は吸引量が少なくても、輪郭の変化を感じることがあります。お腹や太ももは広い範囲を整えることで、身体全体のシルエットが変わる場合があります。吸引量だけで変化の大きさを比較することはできません。

Q. 脂肪吸引ができない部位はありますか?

皮下脂肪が極端に薄い範囲や、重要な血管・神経などがある範囲では、脂肪吸引が適さないことがあります。また、膨らみの原因が筋肉、骨格、内臓脂肪、皮膚の余りである場合、脂肪吸引では改善できません。

Q. 一か所だけ吸引すると不自然になりますか?

一部分だけでも自然に整えられる場合があります。ただし、その部分だけを薄くすると周囲との厚みの差が大きくなる場合は、隣接する範囲も含めた方が、なだらかな輪郭をつくりやすいことがあります。

Q. どの部位が一番痛いですか?

痛みの感じ方には個人差があります。一般に、吸引範囲が広いほど、吸引量が多いほど、術後の痛みや日常動作への影響が大きくなる傾向があります。お腹では起き上がり、太ももでは歩行や階段、二の腕では腕を上げる動作で負担を感じる場合があります。

Q. 脂肪吸引は何歳から受けられますか?

成長期を終えていることが前提となります。ただし、年齢だけで適応が決まるものではありません。健康状態、脂肪量、皮膚の弾力、希望する変化などを確認します。未成年の場合は、親権者の同意などが必要になります。

Q. 施術は日帰りですか?

基本的に日帰りでの施術となり、入院は必要ございません。手術後は院内で状態を確認し、帰宅可能と判断してからお帰りいただきます。

Q. 複数の部位を同時に受けられますか?

状態によっては可能です。ただし、範囲が広くなるほど身体への負担も増えるため、体格、予定する吸引範囲、手術時間、麻酔方法などを確認して判断します。

Q. 脂肪吸引をすると体重は減りますか?

吸引した脂肪の分だけ体重が変化する場合はありますが、体重を大きく減らすための治療ではありません。脂肪吸引の目的は、特定の部位の厚みや輪郭を整えることです。

Q. 皮膚のたるみも改善しますか?

皮膚の弾力が保たれている場合、脂肪を取り除いた後に皮膚が新しい輪郭へ馴染むことがあります。ただし、皮膚の余りが強い場合は、脂肪吸引だけではたるみが残る可能性があります。なるべく弛まないように吸引を行いますが、適応判断も大切なため、診察でしっかりとお話しさせていただきます。

Q. 顔の脂肪吸引と糸リフトは同時にできますか?

脂肪の分布や皮膚の状態によっては、同時に行う場合があります。ただし、脂肪吸引だけで輪郭が整うケースもあり、すべての方に糸リフトが必要なわけではありません。現在の脂肪量と皮膚のたるみを確認して判断します。

Q. 脂肪吸引後に太ると元に戻りますか?

脂肪吸引を行った部位では、脂肪細胞の数が減少します。ただし、残っている脂肪細胞は体重増加によって大きくなることがあります。また、吸引していない部位に脂肪がつくこともあります。術後の輪郭を維持するためには、大幅な体重増加を避けることが重要です。

Q. モニター価格とは何ですか?

症例写真や動画などの使用にご協力いただける方を対象とした価格です。撮影する範囲、掲載媒体、目隠しの有無など、適用条件はモニターの種類によって異なります。

Q. オンラインカウンセリングだけで施術を決められますか?

初回の相談はオンラインでも行えます。ただし、写真や映像だけでは、皮膚の弾力、脂肪の硬さ、筋肉、骨格などを十分に確認できないことがあります。最終的な施術範囲や適応は、来院時に実際の状態を確認して決定します。


まとめ|脂肪吸引は部位によって考え方が異なります

脂肪吸引は、顔、二の腕、お腹、太ももなど、さまざまな部位に行うことができます。

ただし、それぞれの部位で脂肪のつき方、皮膚の厚さ、筋肉や骨格との関係は異なります。

  • 顔は、必要な脂肪まで取りすぎず、脂肪・皮膚・筋肉・骨格を見分ける
  • 二の腕は、肩・脇肉・副乳・背中とのつながりを見て、後ろ姿としてデザインする
  • お腹は、上腹部・下腹部・側腹部・腰を一続きの輪郭として考える
  • 太ももは、骨盤・ヒップ・膝まで含めて脚全体のラインを確認する
  • どの部位でも、取る量だけでなく、残す脂肪の厚みを均一に整える

脂肪が多く見える原因が、必ずしも皮下脂肪だけとは限りません。

診察では、現在の脂肪の分布、皮膚の弾力、骨格、筋肉、希望する変化を確認し、脂肪吸引が適しているか、どの範囲を吸引するかを判断します。

※施術の効果、ダウンタイム、仕上がりには個人差があります。


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監修医師
IANA CLINIC院長 穴井元康

穴井 元康

IANA CLINIC
院長


経歴

2015年 Centre Hospitalier Universitaire Grenoble Alpes(フランス)

2016年 Mackay Memorial Hospital(台湾)

2017年 産業医科大学医学部医学科 卒業
    国立病院機構九州医療センター勤務

2019年 トヨタ自動車株式会社 専属産業医

2020年 東北大学病院、東北労災病院 整形外科勤務

2021年 都内整形外科クリニック院長

2023年 大手美容クリニック勤務

2025年 韓国 LaPrin Plastic Surgery Fellowship

2025年 IANA CLINIC開院

患者様一人ひとりのお悩みやご希望に丁寧に向き合い、

自然な仕上がりを重視した美容医療の提供に努めています。