肘に傷を作らない——IANA CLINICの傷を隠す、高度な二の腕脂肪吸引技術

二の腕の脂肪吸引で、多くの方が気になるのが傷跡の位置と数です。結論からお伝えすると、当院では、脇の後ろ側1点の傷跡だけで、二の腕から肩、付け根まで全体を仕上げることが可能なケースがあります。

ただし、これは決して簡単なことではありません。1点だけで、取り残しも凹凸もなく美しく仕上げる——これができるクリニックは、実は多くありません。今回は、この技術がなぜ難しく、当院がどのようにこれを実現しているのかをお伝えします。

この記事でわかること
・二の腕の脂肪吸引で、傷跡を1点に抑えられる場合があること
・「1点で済ませる」ことと「1点で美しく仕上げる」ことの、技術的な差
・当院がこの技術を実現できる、MicroAireとSAFE Lipoとのつながり
・すべての方に適応できるわけではない、という条件

目次

なぜ「1点だけ」が難しいのか

二の腕の脂肪吸引で傷跡を1点に集約すること自体は、技術としては知られています。しかし、それを実際に高い精度で行うのは、話が別です。

カニューレが届く範囲の限界

1つの切開だけで腕全体をカバーしようとすると、カニューレが届きにくい部分が生まれます。この範囲を無理に処理しようとすると、脂肪が均一に取れず、取り残しにつながります。

凹凸のリスク

二の腕は、脇のまわりを中心に凹凸の出やすい部位です。1点からの操作だけで腕全体を均一に仕上げるには、術者が角度とカニューレの動かし方を、極めて精密にコントロールする必要があります。

筋肉のラインへの配慮

二の腕には複数の筋肉が複雑に走行しています。1点からのアプローチで、この筋肉のラインを不自然に浮かび上がらせずに、なめらかな仕上がりに整えるには、解剖学的な理解と、繊細な操作の両方が求められます。

つまり、「1点だけで済ませる」ことと、「1点だけで、取り残しも凹凸もなく美しく仕上げる」ことの間には、大きな技術的な差があります。多くのクリニックが複数の切開を選択するのは、後者を安定して実現することが難しいからです。

当院が、これを実現できる理由

当院がこれを可能にしているのは、これまでお伝えしてきたMicroAireとSAFE Lipoの考え方があるからです。

MicroAireの微細な振動は、力任せに引きちぎるような操作を必要とせず、限られたアクセスポイントからでも、周囲の組織を傷つけずに脂肪を丁寧に分離できます。そしてSAFE Lipoの「残す層を均一に整える」という設計思想があるからこそ、1点からのアプローチであっても、腕全体を通じて均一な仕上がりを目指すことができます。

道具だけがあっても、この設計はできません。どこにどれだけの層を残すか、どの角度でカニューレを動かすか——この判断力があって初めて、傷跡を1点に抑えながら、美しい仕上がりを両立できます。

すべての方に、というわけではありません

正直にお伝えすると、これはすべての方に適応できる方法ではありません。脂肪の分布、量、皮膚の状態によっては、複数のアクセスポイントを設けたほうが、より確実で美しい仕上がりにつながる場合があります。

当院では、「1点であること」を目的にするのではなく、診察で脂肪の状態を確認したうえで、その方にとって最も美しい仕上がりが得られる設計を選択しています。1点で対応できると判断した場合には、その選択肢をご案内し、複数のアクセスポイントが必要と判断した場合には、その理由も含めてご説明します。

傷跡を気にされる方へ

日本では、傷跡そのものへの意識が高い方が少なくありません。「できるだけ傷を残したくない」というご希望は、当然のことだと考えています。

当院では、そうしたご希望に対しても、症例に応じて丁寧に向き合っています。傷跡の数を減らすことと、仕上がりの美しさを両立させる——これは簡単なことではありませんが、当院が積み重ねてきた技術と設計思想が、その両立を可能にしています。ご自身の場合にどこまで対応できるかは、診察で具体的に確認できます。

まとめ

・二の腕の脂肪吸引は、脇の後ろ側1点の傷跡だけで仕上げられる場合がある

・ただし、それを取り残しや凹凸なく実現するのは、高い技術力が必要で、対応できるクリニックは多くない

・当院はMicroAireとSAFE Lipoの技術・設計思想により、この難しい両立を実現している

・すべての方に適応できるわけではなく、脂肪の状態によっては複数のアクセスポイントが適している場合もある

・傷跡を気にされる方は、診察でご自身の場合にどこまで対応できるか確認できる

傷跡の少なさと、仕上がりの美しさ。その両方を諦めたくない方は、まずは診察でご自身の状態を確認してみてください。

参考情報

・Los Angeles Liposuction – Upper Arm Lipo vs. Axillary Lipo: Key Differences Explained https://www.losangelesliposuction.com/surgery/upper-arm-lipo-vs-axillary-lipo-key-differences-explained/

・Liposuction101.com – Chapter 39: Arms(教科書的解説、複数アクセスポイントの標準的な必要性について) https://www.liposuction101.com/liposuction-textbook/chapter-39-arms/

・PMC – Posterior Scar Brachioplasty with Fascial Suspension(脇後方切開の瘢痕位置に関する報告) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4174155/

・RealSelf – 腹部・二の腕の脂肪吸引における単一切開の限界について、複数の米国形成外科専門医(Dr. Thomas Fialaほか)による見解 https://www.realself.com/question/liposuction-belly-button-abdomen-fat

監修医師
IANA CLINIC院長 穴井元康

穴井 元康

IANA CLINIC
院長


経歴

2015年 Centre Hospitalier Universitaire Grenoble Alpes(フランス)

2016年 Mackay Memorial Hospital(台湾)

2017年 産業医科大学医学部医学科 卒業
    国立病院機構九州医療センター勤務

2019年 トヨタ自動車株式会社 専属産業医

2020年 東北大学病院、東北労災病院 整形外科勤務

2021年 都内整形外科クリニック院長

2023年 大手美容クリニック勤務

2025年 韓国 LaPrin Plastic Surgery Fellowship

2025年 IANA CLINIC開院

患者様一人ひとりのお悩みやご希望に丁寧に向き合い、

自然な仕上がりを重視した美容医療の提供に努めています。