「脂肪溶解注射で本当に小顔になれるの?」
「脂肪吸引との違いは?」
「自分にはどちらが向いているの?」
小顔治療を検討している方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
脂肪溶解注射は、メスを使わずに顔の脂肪へアプローチできる施術として人気があります。一方で、「何回受ければ効果が出るの?」「効果がないことはある?」「脂肪吸引とどちらを選べばいい?」など、治療法の違いに迷われる方も少なくありません。
しかし実際には、小顔になれるかどうかは治療法だけで決まるものではありません。
顔が大きく見える原因は、皮下脂肪だけでなく、骨格や筋肉、皮膚のたるみなどさまざまです。そのため、自分に合った治療を選ぶには、まず原因を正しく見極めることが大切です。
この記事では、脂肪溶解注射の仕組みや期待できる効果、顔の脂肪吸引との違い、それぞれの治療が向いている方の特徴について分かりやすく解説します。また、IANA CLINICが脂肪溶解注射を行っていない理由についても、当院の考え方とあわせてご紹介します。
この記事でわかること
✅ 脂肪溶解注射とはどのような施術なのか
✅ 脂肪溶解注射で期待できる効果・必要な回数・ダウンタイム
✅ 脂肪溶解注射と顔の脂肪吸引の違い
✅ 脂肪溶解注射が向いている人・顔の脂肪吸引が向いている人
✅ 顔が大きく見える原因と、自分に合った治療の選び方
✅ IANA CLINICで脂肪溶解注射を行っていない理由
脂肪溶解注射と顔の脂肪吸引の違い
脂肪溶解注射とは?
脂肪溶解注射とは、薬剤を注射することで気になる部分の脂肪にアプローチし、フェイスラインやあご下などをすっきりと見せることを目的とした治療です。
頬やフェイスライン、あご下など、部分的な脂肪が気になる部位に行われることが多く、メスを使わずに治療を受けられることから、小顔治療の選択肢の一つとして広く知られています。
使用する薬剤によって作用や特徴は異なりますが、多くの脂肪溶解注射では、脂肪細胞に働きかけ、時間をかけて体内への吸収・排出を促します。
そのため、1回の施術で大きな変化を目指すというよりも、複数回の施術を重ねながら少しずつ変化を実感していく治療と考えると分かりやすいでしょう。
また、効果の現れ方には個人差があり、脂肪の量や体質によって必要な施術回数は異なります。脂肪量が多い場合や、より大きな変化を希望する場合には、他の治療法が適しているケースもあります。
顔の脂肪吸引とは?
顔の脂肪吸引は、頬やフェイスライン、あご下などの余分な脂肪をカニューレと呼ばれる細い管で吸引し、フェイスラインを整える施術です。
脂肪細胞そのものを取り除くため、適応がある方では1回の施術でも比較的大きな変化が期待できることが特徴です。また、吸引する範囲や脂肪量を調整することで、一人ひとりの骨格やバランスに合わせたデザインが行いやすいという特徴もあります。
ただし、手術である以上、脂肪溶解注射と比べるとダウンタイムがあり、圧迫固定や経過観察が必要になります。
脂肪溶解注射と顔の脂肪吸引の比較
脂肪溶解注射と顔の脂肪吸引は、どちらもフェイスラインを整えることを目的とした治療ですが、治療方法や期待できる変化、ダウンタイム、必要な治療回数などに違いがあります。
「どちらが優れている」というわけではなく、顔が大きく見える原因や理想とする仕上がりによって適した治療は異なります。
まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 項目 | 脂肪溶解注射 | 顔の脂肪吸引 |
|---|---|---|
| 治療方法 | 薬剤を注射し脂肪細胞にアプローチ | カニューレで脂肪細胞を直接吸引 |
| 期待できる変化 | 少しずつ自然な変化 | 適応がある方では1回の施術でも変化を実感しやすい |
| 効果を実感するまで | 数週間〜数か月かけて徐々に変化 | 腫れが落ち着くにつれて変化を実感し、完成は約3〜6か月 |
| 治療回数 | 3〜5回程度行うことが多い(個人差あり) | 基本的に1回 |
| ダウンタイム | 腫れ・内出血が数日〜1週間程度 | 腫れ・内出血・拘縮があり、圧迫固定が必要 |
| 傷跡 | 注射針のみでほとんど目立たない | 数mm程度の小さな傷跡 |
| 持続性 | 効果や必要回数は個人差があり、体重変化の影響も受ける | 脂肪細胞そのものを減らすため、体重変化がなければ効果は維持されやすい |
| 通院回数 | 複数回の通院が必要になることが多い | 手術後は経過観察のため数回通院 |
| 麻酔 | 基本的に不要、または表面麻酔を使用する場合がある | 局所麻酔・笑気麻酔・静脈麻酔などから選択 |
| 完成までの期間 | 複数回の施術を経て徐々に変化 | 完成の目安は約3〜6か月 |
| デザイン性 | 注入部位の調整が中心 | 吸引量・範囲を細かく調整できる |
| 向いている方 | 軽度の脂肪、ダウンタイムを抑えたい方 | 脂肪量が多く、フェイスラインをしっかり整えたい方 |
脂肪溶解注射は、メスを使わずに治療を受けられ、ダウンタイムを比較的抑えやすいことが特徴です。一方で、効果の現れ方には個人差があり、理想とする仕上がりを目指すためには複数回の施術が必要になることがあります。
顔の脂肪吸引は手術ではありますが、適応がある方では1回の施術でも変化を実感しやすく、吸引する脂肪の量や範囲を細かく調整できるため、フェイスライン全体のバランスを考えながらデザインできることが特徴です。
どちらの治療にも適応があります。大切なのは、顔が大きく見える原因を正しく診断し、自分に合った治療を選ぶことです。
脂肪溶解注射が向いている人・顔の脂肪吸引が向いている人
脂肪溶解注射が向いている人
脂肪溶解注射は、すべての方に適した治療というわけではありません。特に、以下のような方に向いている治療と考えられます。
- 顔の脂肪が比較的少なく、軽度のボリュームを改善したい方
- メスを使う治療に抵抗がある方
- ダウンタイムをできるだけ抑えたい方
- 一度に大きく変化するよりも、少しずつ自然な変化を希望する方
一方で、脂肪の量が多い場合や、しっかりとフェイスラインを整えたい場合には、希望する変化を得るまでに複数回の施術が必要になることもあります。
顔の脂肪吸引が向いている人
顔の脂肪吸引は、フェイスラインやあご下の脂肪がしっかりと付いている方や、一度の施術でまとまった変化を希望される方に向いている治療です。
特に、皮膚のハリが保たれており、脂肪によって輪郭がぼやけて見えている場合には、脂肪吸引によってフェイスラインがすっきりと見えることが期待できます。
また、脂肪吸引では吸引する範囲や脂肪量を調整できるため、フェイスライン全体のバランスを見ながらデザインしやすいことも特徴です。
一方、脂肪溶解注射は効果の現れ方に個人差があり、十分な変化を得るために複数回の治療が必要になることがあります。
そのため、お若い方で皮膚のハリが保たれ、脂肪量が比較的多い場合には、顔の脂肪吸引の方が一度で大きな変化を期待できるケースも少なくありません。
ただし、最適な治療は年齢だけで決まるものではありません。脂肪の量や皮膚の状態、骨格などを総合的に診断したうえで、自分に合った治療を選ぶことが大切です。
顔が大きく見える原因は脂肪だけではありません
「小顔になりたい」と相談される方の中には、「顔が大きく見える原因=脂肪」と考えている方も少なくありません。
しかし実際には、顔が大きく見える原因は一つではなく、複数の要因が関係していることが少なくありません。そのため、脂肪だけにアプローチしても、期待した変化が得られないケースがあります。
例えば、顔が大きく見える原因には、次のようなものがあります。
- 皮下脂肪:頬やフェイスライン、あご下に脂肪が付いている状態
- 骨格:エラの張りや下顎の形など、生まれ持った骨格の影響
- 咬筋(こうきん):歯ぎしりや食いしばりなどによる筋肉の発達
- 皮膚のたるみ:加齢や体重の変化などによって皮膚が下垂している状態
- バッカルファットやメーラーファット:顔の深い位置にある脂肪の影響
このように、顔が大きく見える原因によって適した治療は異なります。
例えば、咬筋が原因であればボツリヌストキシン治療が適している場合がありますし、皮膚のたるみが主な原因であれば、糸リフトやたるみ治療を検討した方がよいケースもあります。
一方、頬やフェイスライン、あご下の皮下脂肪が主な原因である場合には、脂肪溶解注射や顔の脂肪吸引が選択肢となります。
また、脂肪溶解注射で十分な変化が得られない場合でも、必ずしも薬剤が効かなかったとは限りません。 そもそも脂肪以外の要因が影響しているケースや、希望する変化に対して別の治療法が適しているケースもあります。
そのため、「脂肪溶解注射と脂肪吸引のどちらが良いか」を考える前に、まずは顔が大きく見える原因を正しく診断し、自分に合った治療を選ぶことが重要です。
脂肪溶解注射を受ける前に知っておきたい注意点
脂肪溶解注射は、メスを使わずに小顔を目指せる治療として広く知られています。しかし、どなたにも同じ効果が期待できるわけではなく、施術を受ける前に知っておきたいポイントがあります。
まず、脂肪溶解注射は1回で大きな変化を目指す治療ではありません。脂肪の量や体質によって効果の現れ方には個人差があり、理想とする仕上がりを目指すためには複数回の施術が必要になることがあります。
また、顔が大きく見える原因が骨格や筋肉、皮膚のたるみである場合には、脂肪溶解注射だけでは十分な変化を感じられないこともあります。そのため、治療を選ぶ前に原因を正しく診断することが重要です。
さらに、使用する薬剤によって適応や注意事項は異なります。既往歴やアレルギーの有無などによっては施術を受けられない場合もあるため、事前のカウンセリングで十分に確認することが大切です。
脂肪溶解注射は優れた治療法の一つですが、「人気だから選ぶ」のではなく、自分の状態に合った治療を選ぶことが満足度につながります。
なぜIANA CLINICでは脂肪溶解注射を行っていないのか
IANA CLINICでは、現在、脂肪溶解注射の取り扱いは行っていません。
これは、脂肪溶解注射を否定しているからではありません。
脂肪溶解注射は、軽度の脂肪が気になる方や、ダウンタイムをできるだけ抑えたい方にとって、有効な選択肢となる場合があります。
一方で、脂肪溶解注射は効果の現れ方に個人差があり、希望する変化を得るまでに複数回の治療が必要となるケースもあります。
当院には、「フェイスラインをすっきりさせたい」「しっかりと小顔になりたい」といったご相談が多く寄せられます。
このようなケースでは、皮膚の状態や脂肪量にもよりますが、脂肪溶解注射を複数回行うよりも、顔の脂肪吸引の方が目的とする変化を得やすいと判断することが少なくありません。
また、顔の脂肪吸引は、脂肪を減らすだけでなく、吸引する範囲や脂肪量を細かく調整することで、フェイスライン全体のバランスを考えながらデザインできることも特徴です。
そのため当院では、脂肪溶解注射を幅広く提供するのではなく、顔の脂肪吸引の技術と診断力を磨くことに注力しています。
もちろん、どの治療が適しているかは一人ひとり異なります。
だからこそ私たちは、治療法ありきではなく、顔が大きく見える原因や患者さまのご希望を丁寧に診断したうえで、本当に適した治療をご提案することを大切にしています。
よくある質問(FAQ)
Q. 脂肪溶解注射は何回受ければ効果がありますか?
効果の現れ方には個人差がありますが、多くの場合は3〜5回程度の施術が目安とされています。
ただし、脂肪の量や希望する仕上がりによって必要な回数は異なります。脂肪量が多い場合や、より大きな変化を希望される場合には、複数回施術を受けても十分な変化を感じにくいケースもあります。
Q. 脂肪溶解注射を受けた後に顔の脂肪吸引はできますか?
はい、可能です。
脂肪溶解注射を受けた後でも、顔の脂肪吸引を受けることはできます。
実際に、「脂肪溶解注射を受けたものの思ったような変化を感じられなかった」「よりはっきりとした小顔効果を希望したい」といった理由から、顔の脂肪吸引を検討される方もいらっしゃいます。
ただし、施術後の状態によって適切なタイミングは異なるため、十分に期間を空けたうえで医師に相談することが大切です。
Q. 脂肪溶解注射と顔の脂肪吸引はどちらが費用を抑えられますか?
一概にどちらが費用を抑えられるとはいえません。
脂肪溶解注射は1回あたりの費用を抑えやすい一方で、希望する変化を得るために複数回の施術が必要になる場合があります。
一方、顔の脂肪吸引は1回あたりの費用は高くなりますが、適応がある方では1回の施術で比較的大きな変化が期待できることが特徴です。
そのため、費用だけで判断するのではなく、脂肪の量や希望する仕上がり、ダウンタイムなども含めて、自分に合った治療を選ぶことが大切です。
Q. 脂肪溶解注射は何ccくらい必要ですか?
必要な注入量は、脂肪の量や治療する部位、使用する薬剤によって異なります。
例えば、あご下のみ治療する場合と、頬やフェイスラインまで治療する場合では必要な注入量が変わります。また、同じ部位でも脂肪量には個人差があるため、「何cc必要」と一律に決めることはできません。
適切な注入量や治療方法を判断するためには、診察で脂肪の量やお悩みを確認することが大切です。
まとめ
大切なのは「どちらが良いか」ではなく「自分に合った治療を選ぶこと」
脂肪溶解注射は、メスを使わずに小顔治療を受けられることが魅力であり、軽度の脂肪が気になる方やダウンタイムをできるだけ抑えたい方には適した治療となる場合があります。
一方、顔の脂肪吸引は手術ではあるものの、適応がある方では1回の施術でも比較的大きな変化が期待でき、フェイスライン全体のバランスを考えながらデザインできることが特徴です。
つまり、どちらか一方が優れているというわけではありません。
大切なのは、「どちらが良い治療か」を比較することではなく、自分の顔が大きく見える原因を正しく診断し、その原因に合った治療を選ぶことです。
一人ひとりの骨格や脂肪量、皮膚の状態、ご希望の仕上がりを丁寧に診断し、その方にとって本当に適した治療を選択することが、美しく自然な仕上がりにつながると考えています。
関連記事

穴井 元康
IANA CLINIC
院長
経歴
2015年 Centre Hospitalier Universitaire Grenoble Alpes(フランス)
2016年 Mackay Memorial Hospital(台湾)
2017年 産業医科大学医学部医学科 卒業
国立病院機構九州医療センター勤務
2019年 トヨタ自動車株式会社 専属産業医
2020年 東北大学病院、東北労災病院 整形外科勤務
2021年 都内整形外科クリニック院長
2023年 大手美容クリニック勤務
2025年 韓国 LaPrin Plastic Surgery Fellowship
2025年 IANA CLINIC開院
患者様一人ひとりのお悩みやご希望に丁寧に向き合い、
自然な仕上がりを重視した美容医療の提供に努めています。
【広島】脂肪吸引で後悔しないための完全ガイド|失敗を防ぐ10のチェックポイント