【広島】ふくらはぎ脂肪吸引後にやってはいけないこと|歩行・入浴

ふくらはぎ脂肪吸引後の軽い歩行と、湯船への入浴を控える注意を示した画像

「術後、何をしてはいけないのか知りたい」

「うっかりやってしまいそうで不安」

「いつから普通に過ごせますか」

ふくらはぎの脂肪吸引を受けられる方から、こうしたご質問をいただきます。

術後に避けたい行動を知りたい方に向けた記事です。

ふくらはぎの場合、他の部位と少し事情が異なります。休息を取りながらも、長時間まったく動かない状態を避ける必要があるためです。

この記事では、避けたい行動を時期別に解説します。

この記事でわかること

✅ 術後に避けたい行動の一覧

✅ 「動かない」ことが避けたい理由

✅ 脚の上げ方と足首の動かし方

✅ 入浴・飲酒・喫煙・運動の再開時期

✅ 長時間の移動で注意すること

目次

術後に避けたい行動(時期別の一覧)

行動目安
長時間の立ちっぱなし・座りっぱなし術後しばらくは避ける
症状がないのに圧迫着を自己判断で中止する指示された期間は継続
湯船につかる約2週間
飲酒1週間
喫煙1か月
脚に負担のかかる運動約1か月を目安に段階的に
長時間の移動時期により注意が必要
強いマッサージ自己判断で行わない

ただし、強い痛み、しびれ、足先の色調変化がある場合は別です。我慢して着用を続けず、速やかに当院へご連絡ください。

シャワーは術翌日から可能です。創部も強くこすらず、泡でやさしく洗い、流水で十分に洗い流してください。洗浄後は水分をやさしく拭き取り、清潔な状態を保ってください。

長時間の立ちっぱなし・座りっぱなしを避けてください

ふくらはぎの術後で、最初にお伝えしたいのがこちらです。

「動かないこと」が避けたい行動です

ふくらはぎの筋肉には、脚に降りた血液を心臓へ押し戻すポンプの役割があります。

長時間同じ姿勢が続くと、この働きが十分に発揮されません。脚を下げた状態が長く続けば、血液や水分が下腿にたまりやすくなります。

長時間動かない状態を避けることは、静脈うっ滞を減らし、血栓症を予防するうえで重要です。

そのため、ふくらはぎの術後は、休息を取りながらも、長時間まったく動かない状態を避けることが大切です。

座り仕事でも同じです

立ちっぱなしだけが問題ではありません。

デスクワークで座り続ける場合も、脚を下げた姿勢が続きます。定期的に立って歩く、足台を使うなど、脚を長時間下げたままにしないようにしてください。

一方で、無理な歩行も避けてください

歩くことは推奨しますが、長時間の連続歩行や、痛みを我慢して動くことは別です。

術後の状態を確認しながら、無理のない範囲で少しずつ始めていただきます。痛みやふらつきが強い場合には、無理をしないでください。

経過の時系列については、別の記事でご説明しています。

▶ ふくらはぎ脂肪吸引のダウンタイム|歩行・仕事復帰の目安

脚を上げて休んでください

座っているときや横になっているときは、可能な範囲で脚を上げて休んでください。

上げ方の目安

クッションや枕を使い、かかとからふくらはぎまでを安定して支えます。可能であれば、脚を心臓より少し高い位置にすると、むくみや張り感の軽減に役立つことがあります。

膝裏など一か所だけに圧が集中しないよう、脚が楽に安定する位置で支えてください。しびれや痛みが出る姿勢は避けます。

上げすぎる必要はありません

高く上げるほど良いというものではありません。心臓より少し高い程度で十分です。

しびれや違和感があるほど高く上げたり、長時間同じ姿勢を続けたりする必要はありません。

日中も、休憩時に取り入れてください

夜だけでなく、日中の休憩時にも脚を上げていただくと、張り感が軽くなることがあります。

デスクワークの方は、足台を使うだけでも条件が変わります。

足首を動かしてください

これは「やってはいけないこと」ではなく、意識して行っていただきたいことです。

座ったまま、横になったままでもできます。

  • かかとを床につけたまま、つま先をゆっくり上げ下げする
  • つま先を床につけたまま、かかとをゆっくり上げ下げする
  • 横になっている場合は、足首を無理のない範囲で上下に動かす

ふくらはぎの筋肉が動き、静脈うっ滞を減らすことにつながります。

ただし、痛みを我慢して行う必要はありません。 無理のない範囲で、こまめに動かしてください。

移動が難しい状況でも、足首を動かすことはできます。長時間座っている場面では、意識して行ってください。

入浴・飲酒・喫煙

シャワー

術翌日から可能です。

創部も強くこすらず、泡でやさしく洗い、流水で十分に洗い流してください。洗浄後は水分をやさしく拭き取り、清潔な状態を保ってください。

入浴(湯船)

約2週間後からです。

湯船につかると体が温まり、腫れや内出血が強く感じられることがあります。また、創部を長時間お湯につけることを避けるため、当院では術後約2週間は控えていただいています。

創部の状態によっては開始時期を調整することがあります。

サウナや温泉も同様に、この時期は控えてください。

飲酒

1週間控えてください。

血行が促されることに加え、処方薬との兼ね合いもあります。

喫煙

1か月控えてください。

喫煙は末梢の血流を低下させ、創部の治癒に影響します。術前から控えていただくことが望ましいです。

運動の再開

術後すぐ

歩行は術後から可能です。足首を動かすことも行ってください。

約1か月を目安に

ランニング、筋力トレーニングなど脚に負担のかかる運動は、術後約1か月を目安に、痛みや腫れの経過を確認しながら段階的に再開していただきます。

「1か月経てば一律に再開できる」というものではありません。範囲や経過によって変わります。

ふくらはぎを直接使う運動

つま先立ちを繰り返す動作、ジャンプを伴う運動、坂道や階段のトレーニングは、ふくらはぎに強い負荷がかかります。

再開の時期については、経過診察の際にご相談ください。

長時間の移動について

飛行機や長距離の移動は、注意が必要です。

脚を下げたまま、同じ姿勢が長時間続くためです。術後の時期と重なると、条件としては不利になります。

術後に長距離の移動を予定されている場合は、事前にご相談ください。

やむを得ず移動する場合の対応は、手術からの時期や血栓症のリスクによって異なります。一般的には、次の点に注意します。

  • 指示された圧迫着を正しく着用する
  • 1〜2時間ごとを目安に、可能な範囲で立って歩く
  • 座ったままでも足首をこまめに動かす
  • 脚を組んだまま長時間過ごさない
  • 脱水を避け、通常どおり適切に水分をとる

なお、圧迫着は術後の腫れを抑えるためのもので、それ自体が血栓症を防ぐものではありません。着用したまま移動する場合も、こまめに歩くことと足首を動かすことを併せて行ってください。

圧迫着の着用中に足先の色調変化、冷たさ、しびれ、強い痛みなどが現れた場合は、しわやずれを確認し、無理に着用を続けず速やかに当院へご連絡ください。

強いマッサージは自己判断で行わないでください

「早く拘縮を和らげたい」とお考えになる方がいらっしゃいます。

しかし、術後の時期に強い刺激を加えることは、内出血や腫れの悪化につながる可能性があります。

マッサージを行う時期と強さについては、経過診察の際にご案内します。 自己判断で始めないでください。

市販の着圧用品を、圧迫着の上から自己判断で重ねることも避けてください。圧迫については、別の記事でご説明しています。

▶ ふくらはぎ脂肪吸引の圧迫着はいつまで?着用期間を解説

術後、次の症状がある場合はご連絡ください

片脚だけの急な腫れや強い痛み、熱感、足の指の色調の変化がある場合は、早めに当院へご連絡ください。

息苦しさ、胸の痛み、動悸、意識が遠のくような症状がある場合は、肺塞栓症など緊急性の高い状態も考えられます。当院へのご連絡を待たず、救急要請または速やかに医療機関を受診してください。

よくある質問

Q. 安静にしていたほうがいいのではないですか?

術後は休息も必要ですが、長時間まったく動かない状態は避けていただきます。

ふくらはぎの筋肉を動かすことが、静脈うっ滞を減らし、血栓症を予防するうえで重要なためです。ただし、痛みを我慢して無理に動く必要はありません。

Q. 脚はどのくらいの高さに上げればいいですか?

心臓より少し高い程度で十分です。高く上げるほど良いというものではありません。

かかとからふくらはぎまでを安定して支え、膝裏など一か所だけに圧が集中しないようにしてください。しびれや痛みが出る姿勢は避けてください。

Q. 車の運転はいつからできますか?

手術当日は、麻酔の影響が残るため、ご自身での運転はできません。

その後は、眠気やふらつきがなく、運転に影響する薬を服用しておらず、痛みなく確実にアクセル・ブレーキを操作できることが再開の条件になります。緊急時に強くブレーキを踏めるかも含めて判断してください。

判断に迷う場合は、事前に当院へご確認ください。

Q. 湯船に入れないのが不便です

シャワーは術翌日から可能です。創部も泡でやさしく洗い、流水で十分に洗い流してください。

湯船は約2週間後からです。体が温まることで腫れや内出血が強く感じられることがあり、また創部を長時間お湯につけることを避けるためです。創部の状態によっては開始時期を調整することがあります。

Q. 圧迫着を着けたまま寝るのですか?

最低1週間は、就寝時を含めて24時間の着用をお願いしています。その後は着用時間を調整しながら、術後合計4〜6週間を目安に継続していただきます。期間は経過により前後します。

着用期間や着け方については、別の記事で詳しくご説明しています。

Q. ヒールを履いてもいいですか?

術後しばらくは控えてください。

つま先立ちに近い姿勢が続くと、ふくらはぎに負荷がかかります。また、腫れやむくみがある時期は転倒のリスクもあります。

Q. 正座はできますか?

術後の痛みが許す範囲で行えますが、足首を深く曲げると強いつっぱりを感じることがあります。

無理に可動域を広げる必要はありません。痛みや強い張りを感じる場合には中止してください。

まとめ

ふくらはぎの脂肪吸引後、とくに意識していただきたいのは「長時間動かないこと」を避けることです。

立ちっぱなしも座りっぱなしも、脚を下げた姿勢が続く点では同じです。定期的に立って歩く、足首をこまめに動かす、足台を使うなど、同じ姿勢を続けないようにしてください。

一方で、痛みを我慢して無理に歩く必要はありません。無理のない範囲で少しずつ始めていただきます。

休むときは、可能な範囲で脚を上げて過ごしてください。心臓より少し高い位置にすると、むくみや張り感の軽減に役立つことがあります。高く上げるほど良いというものではありません。

シャワーは術翌日から可能です。創部は強くこすらず、泡でやさしく洗ってください。湯船は約2週間後から、飲酒は1週間、喫煙は1か月控えていただきます。脚に負担のかかる運動は、約1か月を目安に経過を見ながら段階的に再開します。

長時間の移動を予定されている場合と、マッサージを始める時期については、自己判断せず事前にご相談ください。

▶ 膝・ふくらはぎの脂肪吸引|施術内容・費用・ダウンタイム

ふくらはぎでお悩みの方へ

術後の過ごし方は、安全な回復と合併症の予防に関わります。

当院では、術後1週間・1か月・3か月・6か月を目安に経過を確認し、その時期に応じた過ごし方をご説明しています。判断に迷われることがあれば、診察を待たずにご連絡ください。

適応外の方に、手術はおすすめしません。

ふくらはぎについてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

お電話でのご予約・お問い合わせ

TEL:082-298-0505

受付時間 10:00〜18:30

※カウンセリング無料

監修医師
IANA CLINIC院長 穴井元康

穴井 元康

IANA CLINIC
院長


経歴

2015年 Centre Hospitalier Universitaire Grenoble Alpes(フランス)

2016年 Mackay Memorial Hospital(台湾)

2017年 産業医科大学医学部医学科 卒業
    国立病院機構九州医療センター勤務

2019年 トヨタ自動車株式会社 専属産業医

2020年 東北大学病院、東北労災病院 整形外科勤務

2021年 都内整形外科クリニック院長

2023年 大手美容クリニック勤務

2025年 韓国 LaPrin Plastic Surgery Fellowship

2025年 IANA CLINIC開院

患者様一人ひとりのお悩みやご希望に丁寧に向き合い、

自然な仕上がりを重視した美容医療の提供に努めています。