「顔の脂肪吸引を受けたいけれど、傷跡はどこにできるの?」
「傷跡は目立たない?」
「仕事や学校で気付かれない?」
顔の脂肪吸引を検討している方の中には、このような不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
顔の脂肪吸引では、脂肪を吸引するために数mm程度の切開が必要ですが、耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい部位を選んで施術を行うため、多くの場合、傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなります。
一方で、傷跡の治り方には個人差があり、体質や術後のケアによって経過が異なることもあります。そのため、傷跡について正しい知識を持ち、適切なアフターケアを行うことが大切です。
この記事では、顔の脂肪吸引で傷跡ができる位置や大きさ、術後の経過、傷跡が目立ちにくい理由、きれいに治すためのケア方法、傷跡が気になる場合の対処法について、医師が詳しく解説します。
この記事でわかること
✅ 顔の脂肪吸引で傷跡ができる位置と大きさ
✅ 傷跡が目立ちにくい理由
✅ 傷跡が治るまでの経過とダウンタイム
✅ 傷跡を目立ちにくくするためのケア方法
✅ 傷跡が気になる場合の対処法や受診の目安
顔の脂肪吸引の傷跡はどこにできるのか
顔の脂肪吸引では、脂肪を吸引するために小さな切開が必要です。
切開する位置や大きさは施術部位によって異なりますが、傷跡が目立ちにくいことだけでなく、安全性や仕上がりも考慮して決定します。
ここでは、顔の脂肪吸引の切開位置や傷跡についてご説明します。
顔の脂肪吸引ではどこを切開するのか
顔の脂肪吸引では、脂肪を吸引するために数mm程度の小さな切開を行い、そこから細い吸引管(カニューレ)を挿入して余分な脂肪を取り除きます。
切開する位置は、どの部位の脂肪を吸引するかによって異なりますが、一般的には耳たぶの下やあごの直下など、できるだけ目立ちにくい場所が選ばれます。
また、メーラーファット・ジョールファット・ナゾラビアルファットなどの脂肪を吸引する場合は口角から、バッカルファットを切除する場合は口の中からアプローチすることがあります。
当院では、傷跡が目立ちにくいことだけでなく、脂肪を均一に吸引し、美しいフェイスラインに仕上げることも考慮しながら、一人ひとりに適した切開位置を選択しています。
傷跡はどのくらいの大きさなのか
顔の脂肪吸引で行う切開は、数mm程度と非常に小さいことが一般的です。
この小さな切開部から細いカニューレを挿入して脂肪を吸引するため、大きく皮膚を切開する施術ではありません。
術後しばらくは赤みやかさぶたがみられることがありますが、多くの場合は時間の経過とともに落ち着き、傷跡も徐々に目立ちにくくなります。
ただし、傷跡の治り方には個人差があり、体質や術後の過ごし方によって経過は異なります。そのため、術後は医師の指示に沿って創部を適切にケアすることが大切です。
部位ごとの傷跡の位置
顔の脂肪吸引では、吸引する部位によって切開する位置が異なります。いずれもできるだけ傷跡が目立ちにくく、かつ安全に施術を行える位置を選択します。
| 吸引部位 | 主な切開位置 |
|---|---|
| 頬(頬脂肪吸引) | 耳たぶの下 |
| あご下 | あごの直下・耳たぶの下 |
| 頬+あご下 | あごの直下・耳たぶの下 |
| メーラーファット | 口角 |
| ジョールファット | 口角 |
| ナゾラビアルファット | 口角 |
| バッカルファット | 口の中 |
耳たぶの下やあごの直下は正面から見えにくく、傷跡が比較的目立ちにくい部位です。また、メーラーファット・ジョールファット・ナゾラビアルファットは口角から、バッカルファットは口の中からアプローチするため、傷跡が目立ちにくいという特徴があります。
実際の切開位置は、脂肪の付き方や顔立ち、施術範囲によって異なるため、カウンセリング時に適した方法をご説明しています。
顔の脂肪吸引の傷跡は目立つのか
顔の脂肪吸引を検討されている方が最も気になることの一つが、「傷跡は目立つのか」という点ではないでしょうか。
結論からお伝えすると、術後しばらくは赤みや傷跡が見えることがありますが、多くの場合は時間の経過とともに目立ちにくくなります。
ただし、傷跡の経過には個人差があり、体質や術後のケアによって落ち着くまでの期間が異なることもあります。
また、傷跡が完全になくなるわけではありませんが、切開部は数mm程度と小さく、耳たぶの下やあごの直下など目立ちにくい部位を選んで施術を行うため、日常生活の中で気になりにくくなるケースがほとんどです。
ここからは、術後の傷跡がどのように変化していくのか、また傷跡が目立ちにくい理由について詳しくご説明します。
術後は傷跡が目立つのか
顔の脂肪吸引では、術後すぐは切開部に赤みや軽い腫れ、かさぶたがみられることがあります。そのため、術後数日から1週間程度は傷跡が気になる方もいらっしゃいます。
しかし、切開部は数mm程度と小さく、耳たぶの下やあごの直下など目立ちにくい位置を選んで施術を行うため、多くの場合はマスクや髪型でカバーできる程度です。
また、傷跡は術後すぐに完成するものではなく、時間の経過とともに赤みが落ち着き、徐々に周囲の皮膚になじんでいきます。
そのため、術後直後の見た目だけで傷跡が残るかどうかを判断する必要はありません。まずは傷の治癒過程を見守ることが大切です。
傷跡は時間とともに目立ちにくくなるのか
多くの場合、顔の脂肪吸引の傷跡は時間の経過とともに徐々に目立ちにくくなります。
術後しばらくは赤みや軽い色素沈着がみられることがありますが、傷が治癒する過程で徐々に落ち着き、数か月かけて周囲の皮膚になじんでいくことが一般的です。
傷跡が落ち着くまでの期間には個人差がありますが、赤みが引いたあとも皮膚の内部では傷の修復が続いており、完成までは3〜6か月程度かかることもあります。
そのため、術後1〜2か月の時点で傷跡が気になる場合でも、すぐに傷が残ると判断する必要はありません。経過とともに目立ちにくくなるケースがほとんどです。
傷跡は完全に消えるのか
顔の脂肪吸引の傷跡は、時間の経過とともに赤みや色味が落ち着き、多くの場合は目立ちにくくなります。
しかし、「完全に何もなかった状態になる」という意味で傷跡が完全に消えるわけではありません。
傷跡は治癒によって皮膚になじんでいきますが、よく見るとうっすらと線や点が分かる場合もあります。ただし、切開部は数mm程度と小さく、耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい部位にあるため、日常生活の中で気になることは少ないでしょう。
また、傷跡の目立ちやすさには個人差があり、体質や創部のケア、紫外線の影響などによって経過が異なります。
傷跡をできるだけきれいに治すためには、術後の適切なケアに加え、傷跡が目立ちにくいよう計画された切開位置や施術方法も重要です。
次の章では、顔の脂肪吸引の傷跡が目立ちにくい理由について詳しくご説明します。
顔の脂肪吸引の傷跡が目立ちにくい理由
顔の脂肪吸引では、傷跡ができることを前提に、できるだけ目立ちにくくなるよう切開位置や施術方法を工夫しています。
もちろん、傷の治り方には個人差がありますが、傷跡が目立ちにくいとされるのにはいくつかの理由があります。
ここでは、顔の脂肪吸引で傷跡が目立ちにくい理由についてご説明します。
耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい位置を選んで切開するため
顔の脂肪吸引では、単に脂肪を吸引しやすい場所ではなく、傷跡ができるだけ目立ちにくい位置を選んで切開を行います。
代表的な切開部位は、耳たぶの下やあごの直下です。これらの部位は正面から見えにくく、耳やあごの輪郭に自然に隠れやすいため、日常生活の中で傷跡が目立ちにくいという特徴があります。
また、メーラーファット・ジョールファット・ナゾラビアルファットの脂肪吸引では口角から、バッカルファットでは口の中からアプローチするため、顔の正面から傷跡が目につきにくいよう配慮されています。
当院では、傷跡の目立ちにくさだけでなく、安全性や仕上がりも考慮しながら、一人ひとりの状態に合わせて切開位置を決定しています。
切開は数mm程度と小さいため
顔の脂肪吸引では、カニューレを挿入するために行う切開は数mm程度と非常に小さいことが一般的です。
大きく皮膚を切開する施術ではないため、創部も小さく、適切に治癒が進めば傷跡は徐々に目立ちにくくなります。
また、切開が小さいことで傷跡だけでなく、術後の負担を抑えられる点も特徴の一つです。
ただし、傷跡の目立ちやすさは切開の大きさだけで決まるわけではありません。体質や術後のケア、切開位置など、さまざまな要因が影響します。
そのため、傷跡を目立ちにくくするためには、小さな切開であることに加え、どこを切開するか、どのように施術を行うかも重要になります。
カニューレの操作性と仕上がりを考えて切開位置を決めているため
顔の脂肪吸引の切開位置は、傷跡が目立ちにくいことだけを考えて決めているわけではありません。
脂肪を吸引する際は、細い吸引管(カニューレ)を皮下でさまざまな方向へ動かしながら、脂肪を均一に吸引していきます。そのため、目的の部位へ無理なくカニューレを操作できる位置を選ぶことが重要です。
もし傷跡だけを優先して切開位置を決めると、カニューレが届きにくい部位が生じたり、吸引が不均一になったりすることで、左右差や凹凸など仕上がりに影響する可能性があります。
当院では、傷跡の目立ちにくさ・安全性・仕上がりの美しさのバランスを考慮し、一人ひとりの骨格や脂肪の付き方に合わせて切開位置をデザインしています。
そのため、切開位置は「傷を隠すため」だけではなく、自然で美しいフェイスラインを実現するためにも重要な要素となります。
顔の脂肪吸引の傷跡の経過
顔の脂肪吸引の傷跡は、術後すぐに完成するものではありません。
術後は赤みやかさぶたがみられることがありますが、時間の経過とともに傷は治癒し、徐々に周囲の皮膚になじんでいきます。
傷跡が落ち着くまでの期間には個人差がありますが、多くの場合は数か月かけて変化していきます。
ここでは、一般的な傷跡の経過について時期ごとにご紹介します。
術後〜1週間の経過
術後〜1週間頃までは、切開部に赤みや軽い腫れ、かさぶたがみられることがあります。
また、創部に軽い痛みやつっぱり感を感じることもありますが、多くは傷が治る過程でみられる一時的な症状です。
傷口は徐々に閉じていきますが、この時期はまだ傷が安定していないため、創部を強くこすったり、不必要に触れたりしないよう注意が必要です。
また、医師の指示に従ってテープ固定などの創部ケアを行うことで、傷を保護しながら治癒を促すことができます。
1週間〜1か月の経過
術後1週間を過ぎると傷口は閉じ、日常生活で傷を意識することは少なくなってきます。
一方で、この時期は赤みが残ったり、傷跡がやや硬く感じられたりすることがあります。また、人によっては軽い色素沈着がみられることもありますが、傷が治癒する過程で起こる変化であり、過度に心配する必要はありません。
傷跡をきれいに治すためには、引き続き紫外線対策や保湿などのケアを行い、傷口への刺激を避けることが大切です。
赤みや硬さが残っていても、この時期はまだ傷跡が完成していないため、経過をみながら少しずつ落ち着いていくことが一般的です。
1〜3か月の経過
術後1〜3か月頃になると、傷跡の赤みや色素沈着は徐々に落ち着き、周囲の皮膚になじんでいきます。
一方で、この時期は傷跡の内部でコラーゲンの再構築が続いており、見た目は改善していても、傷の治癒はまだ途中の段階です。そのため、人によっては傷跡に軽い硬さやつっぱり感が残ることがあります。
また、傷跡の改善スピードには個人差があり、体質や紫外線の影響、術後のケアなどによって経過が異なることもあります。
赤みや色味が残っていても、多くの場合は時間の経過とともにさらに目立ちにくくなっていくため、この時期は焦らず経過をみることが大切です。
3〜6か月の経過
術後3〜6か月頃になると、傷跡は徐々に成熟し、赤みや色味も落ち着いて周囲の皮膚になじんでいきます。
個人差はありますが、この頃には傷跡が目立ちにくくなり、日常生活の中で気になることは少なくなるケースがほとんどです。
ただし、体質によっては傷跡の赤みや硬さが長く続く場合や、肥厚性瘢痕などが生じることもあります。そのため、6か月を過ぎても傷跡が目立つ、赤みが改善しない、盛り上がりが強くなってきたなどの症状がある場合は、一度担当医へ相談することをおすすめします。
傷跡の治癒には個人差がありますが、多くの場合は時間の経過とともに改善していくため、焦らず経過をみることが大切です。
傷跡が目立ちやすい方の特徴
傷跡の治り方には個人差があり、多くの場合は時間の経過とともに目立ちにくくなります。
しかし、体質や生活習慣、術後の過ごし方によっては、傷跡が目立ちやすくなることがあります。
ここでは、傷跡が残りやすい方の特徴についてご説明します。
傷跡が残りやすい体質の方
傷跡の治り方には個人差があり、同じ施術を受けても傷跡が目立ちやすい方と目立ちにくい方がいます。
例えば、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドができやすい体質の方は、傷跡が赤く盛り上がったり、落ち着くまでに時間がかかったりすることがあります。また、過去に手術やけがで傷跡が目立ちやすかった経験がある方も、事前に医師へ伝えておくとよいでしょう。
ただし、体質だけで傷跡の経過が決まるわけではありません。切開部位や術後のケア、創部への刺激の有無など、さまざまな要因が影響します。
そのため、傷跡が心配な方は、カウンセリングの際にこれまでの傷跡の経過について相談しておくことをおすすめします。
紫外線の影響を受けやすい方
傷跡は治癒したあとも、しばらくは紫外線の影響を受けやすい状態です。
術後早い時期に紫外線を浴びると、傷跡に色素沈着が生じたり、赤みが長引いたりする原因となることがあります。そのため、傷跡をできるだけきれいに治すためには、紫外線対策を行うことが大切です。
外出時は日焼け止めを使用したり、帽子やマスクなどで創部を保護したりすることで、紫外線の影響を軽減できます。
特に術後数か月は傷跡が成熟する大切な時期のため、紫外線対策を継続することをおすすめします。
傷口への刺激が続いた方
傷口は治癒するまでの間、繰り返し刺激を受けることで傷跡が目立ちやすくなることがあります。
例えば、傷口を頻繁に触ったり、かさぶたを無理にはがしたりすると、治癒が遅れたり炎症が長引いたりする原因となることがあります。また、医師の指示より早くテープ固定をやめたり、創部に強い摩擦が加わったりすることも、傷跡の経過に影響する可能性があります。
術後は創部を清潔に保ち、必要以上に触れないように過ごすことが大切です。また、テープ固定やスキンケアなどの術後ケアを継続することで、傷跡が目立ちにくくなることが期待できます。
傷跡を目立ちにくくするためのケア方法
顔の脂肪吸引では傷跡が目立ちにくいように配慮して施術を行いますが、術後のケアも傷跡の経過に影響します。
傷跡をできるだけきれいに治すためには、傷口を保護し、紫外線や摩擦などの刺激を避けながら適切なケアを続けることが大切です。
ここでは、術後に行いたい傷跡のケアについてご説明します。
テープ固定について
術後のテープ固定は、傷口を保護し、外部からの刺激を防ぐために行います。
創部が安定するまでは、医師の指示に従ってテープを貼付し、自己判断で早めに外さないことが大切です。テープ固定を適切に行うことで、傷口への摩擦や刺激を軽減し、傷跡が目立ちにくくなることが期待できます。
また、テープが汚れたり剥がれたりした場合は、無理に貼り直すのではなく、医師から案内された方法で交換するようにしましょう。
傷跡をきれいに治すためには、施術だけでなく術後の適切なケアも重要です。
紫外線対策
傷跡は治癒したあともしばらくは紫外線の影響を受けやすく、紫外線を浴びることで色素沈着や赤みが長引く原因となることがあります。
そのため、外出時は日焼け止めを使用するほか、帽子やマスクなどを活用して傷跡を紫外線から守ることが大切です。
特に術後数か月は傷跡が成熟していく大切な時期のため、紫外線対策を継続することで、傷跡が目立ちにくくなることが期待できます。
保湿とスキンケア
傷口が閉じたあとは、適切な保湿を行うことで皮膚の乾燥を防ぎ、傷跡のケアにつながります。
ただし、術後すぐは創部が完全に治癒していないため、自己判断で化粧品やスキンケア用品を使用するのではなく、医師の指示に従ってケアを行うことが大切です。
また、洗顔やスキンケアの際は傷跡を強くこすらず、やさしく扱うよう心がけましょう。摩擦を繰り返すと傷跡に刺激が加わり、赤みや色素沈着が長引く原因となることがあります。
保湿とあわせて紫外線対策も継続することで、傷跡がより目立ちにくくなることが期待できます。
傷跡ボトックス(適応がある場合)
傷跡が目立ちやすいと考えられる場合には、傷跡ボトックスを併用することがあります。
傷跡ボトックスは、傷ができてから行う治療ではなく、手術と同時に行うことで傷跡が広がる力を抑え、きれいな傷跡を目指すための予防的な治療です。
顔は表情によって皮膚が頻繁に動くため、傷口に張力が加わることで傷跡が目立ちやすくなることがあります。傷跡ボトックスは、この張力を和らげることで、傷跡への負担を軽減することが期待されます。
すべての方に必要な治療ではありませんが、傷跡が気になる方や、体質などを考慮して適応がある場合には選択肢となります。術前のカウンセリングで医師にご相談ください。
メイクはいつからできますか
顔の脂肪吸引後のメイク開始時期は、傷口の状態や施術内容によって異なります。
一般的には、傷口を避ければ術後2日目頃からメイクが可能となることが多く、傷口の上へのメイクは、創部が十分に治癒してから行います。
また、メイクを落とす際は強くこすらず、やさしく洗い流すことが大切です。傷跡に摩擦を繰り返すと、治癒を妨げたり、赤みや色素沈着が長引いたりする原因となることがあります。
メイクの開始時期や注意点はクリニックによって異なるため、術後は担当医の説明に沿ってケアを行いましょう。
このような症状がある場合は受診しましょう
顔の脂肪吸引後の傷跡は、多くの場合、時間の経過とともに改善していきます。
しかし、通常の経過とは異なる症状がみられる場合には、感染や傷の治癒異常などが起きている可能性もあります。
「様子を見ても大丈夫なのか分からない」と不安になることもあるため、気になる症状がある場合は自己判断せず、施術を受けたクリニックへ早めに相談することが大切です。
赤みや腫れ、痛みが強くなってきた場合
術後は傷口に赤みや腫れ、軽い痛みがみられることがありますが、多くは時間の経過とともに改善していきます。
一方で、いったん落ち着いていた赤みや腫れが再び強くなった場合や、強い痛みが続く場合は、感染などが起きている可能性もあります。
また、発熱を伴う場合や、傷口の周囲が熱を持っている場合も注意が必要です。
通常の術後経過かどうかを自己判断することは難しいため、このような症状がみられた場合は、できるだけ早めに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
傷口から膿や分泌物が出る場合
傷口から少量の透明な浸出液が出ることはありますが、黄色や緑色の膿が出る場合や、悪臭を伴う分泌物がみられる場合は注意が必要です。
これらの症状は、傷口で感染が起きている可能性があります。また、傷口の赤みや腫れ、痛みが強くなっている場合は、感染の可能性がさらに高くなります。
感染を放置すると治癒が遅れ、傷跡が目立ちやすくなる原因となることもあるため、このような症状がみられた場合は自己判断せず、できるだけ早めに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
傷跡が盛り上がってきた場合
傷跡は治癒の過程で一時的に硬く感じることがありますが、赤みを伴って傷跡が盛り上がってきた場合は、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドなどの可能性があります。
特に、時間の経過とともに傷跡の盛り上がりが強くなる場合や、かゆみや痛みを伴う場合は、一度診察を受けることをおすすめします。
傷跡の状態によっては、内服薬や外用薬、テープ療法、注射などが選択肢となることもあります。
気になる変化がある場合は自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
傷跡が気になる場合の対処法
顔の脂肪吸引の傷跡は、多くの場合、時間の経過とともに目立ちにくくなります。
しかし、体質や傷の治り方によっては、赤みや盛り上がりが長く続いたり、傷跡が気になったりすることがあります。
傷跡の状態によっては経過観察で改善を期待できる場合もあれば、治療を検討したほうがよい場合もあります。
ここでは、傷跡が気になる場合の考え方や対処法についてご説明します。
時間の経過をみる傷跡と治療が必要な傷跡
顔の脂肪吸引後の傷跡は、多くの場合、時間の経過とともに赤みが落ち着き、徐々に目立ちにくくなります。そのため、術後間もない時期は経過をみることが基本となります。
一方で、術後数か月以上経っても赤みや盛り上がりが改善しない場合や、傷跡が徐々に大きくなってきた場合は、通常の経過ではない可能性があります。
また、傷跡に強いかゆみや痛みを伴う場合も、一度診察を受けることをおすすめします。
傷跡の状態によっては経過観察で十分な場合もあれば、治療を行ったほうが改善が期待できる場合もあります。気になる症状が続く場合は、自己判断せず担当医へ相談しましょう。
肥厚性瘢痕・ケロイドについて
傷跡が赤く盛り上がる状態には、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とケロイドがあります。
肥厚性瘢痕は傷の範囲内で赤く盛り上がる状態で、時間の経過とともに改善することも少なくありません。一方、ケロイドは傷の範囲を超えて周囲へ広がるように盛り上がることが特徴で、自然に改善しにくい傾向があります。
どちらも体質が関係することがあり、過去に手術やけがで傷跡が盛り上がった経験がある方は、事前に医師へ伝えておくことが大切です。
傷跡の盛り上がりが気になる場合でも、自己判断でケアを続けるのではなく、早めに診察を受けることで適切な治療につながる場合があります。
傷跡が気になる場合の治療
傷跡の状態によっては、経過観察だけでなく治療を行うことで改善が期待できる場合があります。
例えば、肥厚性瘢痕やケロイドが疑われる場合には、外用薬やテープ療法、ステロイド注射などが選択肢となることがあります。また、傷跡の状態や症状に応じて、治療方法を組み合わせることもあります。
ただし、術後間もない時期は傷跡が完成しておらず、時間の経過だけで改善することも少なくありません。そのため、すぐに治療が必要と判断されるわけではなく、傷跡の経過をみながら適切なタイミングで治療を検討します。
傷跡が気になる場合は自己判断で市販薬などを使用するのではなく、まずは施術を受けたクリニックで診察を受け、傷跡の状態に合わせた治療について相談することをおすすめします。
よくある質問
顔の脂肪吸引の傷跡については、多くの方が同じような疑問や不安をお持ちです。
ここでは、カウンセリングでもよくいただくご質問についてお答えします。
Q. 傷跡は完全に消えますか?
傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなることが多いものの、完全に消えて何もなかった状態になるわけではありません。
ただし、顔の脂肪吸引では耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい部位を数mm程度切開して施術を行うため、多くの場合は日常生活で気にならない程度まで改善していきます。
傷跡の経過には個人差があるため、体質や術後のケアによって改善のスピードが異なることもあります。
Q. マスクで傷跡は隠せますか?
はい、多くの場合はマスクで傷跡を隠すことが可能です。
顔の脂肪吸引では、耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい位置を切開するため、日常生活でも傷跡が目立ちにくいことが特徴です。また、術後の腫れが気になる時期も、マスクを着用することで周囲の視線を気にせず過ごしやすくなります。
ただし、傷口にマスクが強く擦れると刺激になることがあるため、術後しばらくは創部への摩擦に注意しながら着用することが大切です。
Q. 傷がかゆいのですが大丈夫ですか?
傷跡が治る過程では、軽いかゆみを感じることは珍しくありません。
これは傷口が治癒している過程でみられることがあり、多くの場合は時間の経過とともに落ち着いていきます。
ただし、強いかゆみとともに赤みや腫れが悪化している場合や、傷口から膿が出ている場合は、感染や炎症などが起きている可能性もあります。
また、かゆみがあっても傷口を掻いたり、強くこすったりすると傷跡が目立ちやすくなる原因となるため、できるだけ刺激を避けて過ごすことが大切です。
症状が強い場合や不安な場合は、自己判断せず施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
Q. 傷跡が残りやすい体質かどうかは分かりますか?
ある程度予測できる場合はありますが、実際の傷跡の治り方には個人差があり、完全に予測することはできません。
例えば、これまでの手術やけがで傷跡が赤く盛り上がったことがある方や、肥厚性瘢痕・ケロイドになったことがある方は、傷跡が目立ちやすい傾向があります。
カウンセリングでは、これまでの傷跡の経過や体質について確認し、必要に応じて傷跡ボトックスなどの予防的な治療をご提案することもあります。
傷跡が心配な方は、過去の手術歴や傷跡の状態について、カウンセリングの際に医師へお伝えください。
Q. 傷跡が気になる場合は治療できますか?
はい、傷跡の状態によっては治療が可能な場合があります。
術後間もない時期の赤みや硬さは、正常な治癒過程でみられることが多いため、まずは経過をみることが一般的です。一方で、傷跡の盛り上がりが続く場合や、肥厚性瘢痕・ケロイドが疑われる場合には、状態に応じて治療を検討します。
治療方法には、外用薬やテープ療法、ステロイド注射などがあり、傷跡の状態や症状に合わせて選択します。
傷跡が気になる場合は自己判断で対処するのではなく、施術を受けたクリニックで診察を受け、適切な治療について相談することをおすすめします。
Q. 抜糸は必要ですか?
抜糸が必要かどうかは、使用する縫合糸やクリニックの方針によって異なります。
当院では、通常術後約1週間を目安に抜糸を行っています。
抜糸は短時間で終了することがほとんどで、強い痛みを伴うことは多くありません。抜糸日までは創部を清潔に保ち、術後の注意事項に沿ってお過ごしください。
まとめ
顔の脂肪吸引では、耳たぶの下やあごの下など目立ちにくい部位を数mm程度切開して施術を行うため、多くの場合、傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなります。
一方で、傷跡の治り方には個人差があり、体質や紫外線、術後のケアなどによって経過は異なります。傷跡をできるだけきれいに治すためには、テープ固定や紫外線対策、保湿などの術後ケアを継続することが大切です。
また、赤みや腫れが強くなる、膿が出る、傷跡が盛り上がるなど通常とは異なる経過がみられる場合は、自己判断せず早めに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
術後の経過でご不安がある方へ
IANA CLINICでは、傷跡だけでなく、仕上がりやダウンタイムも含めて安心して経過を過ごしていただけるよう、術後の診察・アフターフォローを行っています。
顔の脂肪吸引をご検討中の方や、傷跡について不安がある方は、お気軽にご相談ください。
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TEL:082-298-0505
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穴井 元康
IANA CLINIC
院長
経歴
2015年 Centre Hospitalier Universitaire Grenoble Alpes(フランス)
2016年 Mackay Memorial Hospital(台湾)
2017年 産業医科大学医学部医学科 卒業
国立病院機構九州医療センター勤務
2019年 トヨタ自動車株式会社 専属産業医
2020年 東北大学病院、東北労災病院 整形外科勤務
2021年 都内整形外科クリニック院長
2023年 大手美容クリニック勤務
2025年 韓国 LaPrin Plastic Surgery Fellowship
2025年 IANA CLINIC開院
患者様一人ひとりのお悩みやご希望に丁寧に向き合い、
自然な仕上がりを重視した美容医療の提供に努めています。
